五行通背拳のベースである「通背拳」は通臂門 (少林派) に属し、白猿通臂拳 を正宗とする中国武術です。
 通背拳と白猿通臂拳は技術内容がほぼ同じであり、通背拳は時に、「白猿拳」 などと呼ばれる事から、両者は
 同種の拳である事が分かっていて、伝承の過程で訛誤が生じたものと考えられ、現在に至っています。


   通背拳(白猿通臂拳)は「猿猴 (さる)」の動作から考案され「迅速果敢」な攻撃が最大の特色となっていて、
 非常に実戦性に優れた武術です。  この従来の通背拳を伝承した 祁信(清朝末期、浙江省、祁氏通背大式)
 の子息、祁太昌は家伝の「五行の理」をもって創意工夫を加え、依り細密な手法を通背拳に取り入れました。
 この為、祁太昌の通背拳を「小式 (少派)」と呼び、従来の通背拳を「大式 (老派)」と呼んで区別する様になり
 ました。  祁氏通背小式は、第三代傳人の 「修剣痴大師」 の手により更に大幅な改革を受けます。
 修剣痴大師は、この時の改革変更を踏まえ、祁氏通背小式の内容を 「勢」・「法」・「理」 の三部の拳譜にまとめ
 上げ、後に国家よりこれを認められています。  この時に多くの套路なども考案され、現在、伝承されている
 五行通背拳の基礎となりました。  周老師の伝える五行通背拳は、この流れを汲み、 祁氏門少派五行通背拳
 と呼んでいます。
   通背拳は本来、手技が攻撃の主体であり、中国武術の中でも非常に多くの拳種を持つ事が知られています。
 其々の拳形には秘訣があり、容易には伝わらないものとなっています。  周老師の伝える五行通背拳は、手技
 だけに偏らず腿技も多用します。  (「相生」、「相克」 五行の理)に基ずくもので、従来の通背拳からの改革点
 と言えます。  補助訓練も、伸肩法、軟身法の他、各種の気功的練功が増えています。
 この為、現在では五行通背拳は 通臂門 に在りながら (武當派) に属しています。

直方市市民体育センター
(福岡県直方市山部599-2)
15:00 ~ 16:30
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   五行養身武館では、準備運動の段階から気功を交え、
 五行通背拳の基本である、乾坤状「前輪劈、後輪劈、風輪勢、悠代」、
 踢腿、子午状等で四肢を練り、五行掌、五行掌総合へと進みます。
 「一通百通」と言われる五行通背拳は、この基本が全てとも言われ、
 周老師の教授はこの点を重視しています。
 * 武術を目指して居られる方は、 功夫専科 の方も是非お読み下さい。